【あらすじ】
私の夫はかなり亭主関白気質な人間であり、まさに「昭和の遺物」を体現したような人間であった。
基本的にそういう家庭は「男が稼いで」「女が家を守る」というイメージが強いが我が家はここが少し違っていた。
夫は低収入だったのだ。
さらに私は結婚してからも働き続けてきたため今は役員という地位にいる。
つまり、収入も私頼みということになる。
つまり、私は「稼ぐ・家事・育児」を全部一人でこなしてきた上に夫の我儘にも付き合ってきた。
そして問題が義両親であった。
義両親もまた典型的な「昔の人」であり男尊女卑思考が強く会うたびに「嫁イビリ」を受けていた。
娘が産まれた時に「男尊女卑」が顕著に現れ
義父「女なんか産みよって!女なんぞ価値がない!」
義母「あなたその子浮気相手の子じゃないの?」
とんでもない二人の言葉に流石に我慢ができなくなった私は義実家に行かない事を徹底していた。
しかし、ある日義両親の家付近で震災が起きた。
義両親はその震災で家を失った。
因果応報だと思っていたが、流石に可哀想だから少しばかりの資金援助はして助けていたのだが夫が
夫「両親が可哀想だからお前の実家を売って二世帯住宅にしよう!」
と言い出した。
それを聞いて私は夫に








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