【あらすじ】
私は夫と娘二人の四人家族で暮らしている。
娘が大きくなるまでは専業主婦をしていたが、小学校高学年になってからは私も働きに出ているので現在は共働きで家計を支えている。
私と夫の休日体制は別々なので休日家族でお出かけなどはできず、さらに私の方が残業時間が長いため、帰宅するとすでに娘が就寝していたりと家族でのコミュニケーションを中々取れずにいた。
そのため、娘たちの塾の送り迎えなどは夫に任せていたのだが、ある日私が家に帰ると
娘1「グスッ・・・うう・・・」
娘2「もう泣かないの・・・うう・・・」
娘1「お姉ちゃんこそ泣いてるじゃん」
私「え?どうしたのよ二人とも」
娘たち「ママ〜」
もう寝ているはずの娘たちが起きており、さらに大粒の涙を流していた。
私は只事ではないと思い、理由を聞いてみた。
理由は夫と塾の先生の浮気であった。
夫は二人を迎えに行った際、先生に用事があるからと娘たちを車で待たせてしばらく戻ってこなかったらしい。
気になった娘二人は夫を探しに塾に戻ったらしいのだが、そこで二人の浮気現場を目撃してしまったとの事だ。
小学生の女の子が目の前で、それも自分の父親の浮気現場を見てしまったとなれば心におった傷も相当なものだと思い、泣く娘たちを抱きしめた。
私「ごめんね、二人に大変な思いをさせて」
娘2「ママのせいじゃないよ。謝らないで」
娘1「そうだよ・・・うえーん」
私「パパは今何してるの?」
娘2「お酒飲んで寝てるよ」
私は呆れた。
そして何より娘たちにこんな思いをさせたことがどうしても許せなかった。
もちろん私は離婚を決意した。
私「二人とも、もしかしたらパパと一緒に暮らせなくなってしまうけど大丈夫かな?」
娘2「大丈夫だよ。もうあんな人パパじゃないから」
娘1「私も、自分がどれだけ酷いことをしたのか思い知らせましょ」
娘の許可も降りたことで、私と娘で夫に対する仕打ちを考えた。
そしてちょうど夫が誕生日を迎えた。
私「お誕生日おめでとう」
夫「え?あ、ありがとう。そうか、今日は誕生日か」
私「今日は家族みんなでお祝いするからね」
娘二人「パパおめでとう!」
夫「ありがとう、最高に幸せだよ」
私たちは誕生日ケーキや料理を用意したりと最大にお祝いした。
そして最後に
私「私から誕生日プレゼントだよ」
夫「ありがとう!何かな?楽しみだな」
そして
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モモコ
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